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盛土の許可・監視・情報公開まで。分散した業務をつなぐ管理基盤。
分野:
都市計画
窓口・手続き業務
防災・危機管理
発注機関: 静岡県庁

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有限会社アーク

概要

盛土規制の強化(盛土規制法の施行)により、許可・監視・指導に関わる業務が増え、情報管理の複雑化が進むなかで、許可情報と違法盛土に関する情報などを集約・一元管理し、庁内共有と住民向け情報公開(GIS)までをスムーズにするための「盛土等情報管理システム」です。

導入前の課題

  • 規制対象の拡大により、審査件数の増加が見込まれ、審査事項も細分化して職員対応が煩雑化する見立てだった。

  • 許可情報・違法盛土の情報提供など、複数の情報を横断して管理する必要があり、集約の仕組みが課題だった。

  • 出先機関で受け付けた申請を、本庁審査につなぐ過程で、紙の申請書を手入力しており負担が大きかった。

  • 住民向けに公開していたGIS更新が手作業で、更新頻度も限られていた。

導入内容

  • 許可情報と、違法盛土に関する情報などを一つの仕組みに統合し、全体を見渡せる管理基盤を整備。

  • 出先で受付した申請書情報を自動で取り込み・入力できるようにし、出先—本庁の情報連携を効率化。

  • 住民向けGIS公開の更新作業を自動化し、情報発信のスピードと正確性を高める運用へ。

  • 既存の仕組み(違法盛土情報を扱うシステム)をベースにし、開発期間・コストの抑制も意識した構築。

効果

  • 盛土に関する情報を一元化し、抜け漏れのない管理体制の構築につながった。

  • 申請書の自動取り込みにより、手入力負担の軽減と、出先—本庁間の迅速な情報共有を実現。

  • GIS公開更新の自動化により、従来は月1回程度だった更新が、許可の翌日には反映される運用となり、入力ミス低減も期待できる。

今後について

導入して終わりではなく、伴走支援を受けながら運用実態に合わせて改善を継続。今後は、工事着手届・定期報告・完了検査申請などの提出期日が近づいた際に通知するアラート機能の整備など、工事中管理まで見据えた強化を検討していく方針です

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