自治体DXの記事・事例

「DX PRO」を育成しても、組織は変わらない? — 堺市が直面した「全職員DX」という難題と、次の突破口
分野:
行政運営
発注機関: 堺市役所

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GovTech Bridge事務局

自治体DXの推進において、堺市は一つの到達点に立っていると言える。

「令和5年度 地方公共団体における行政情報化の推進状況調査」(総務省)に基づきスコア化した「自治体ドックランキング2025」において、全国1,741自治体中「総合2位」、超大規模区分では「1位」という圧倒的な評価を獲得。(※自治体ドックランキング2025はこちら
偏差値76という数字が示すのは、単なるデジタル化の推進にとどまらない、組織的な変革の成果だ。

しかし、このインタビューの場に座る堺市の担当者から語られたのは、輝かしい「成功の物語」ではない。彼らが吐露したのは、頂点に立った組織だからこそ直面する、より深く、より切実な「次の壁」だった。

「DX PROを育成した。しかし、組織全体を動かすには、まだ何かが足りない」

全国のDX担当者が抱える「人材育成止まり」のジレンマ。その現場にあるのは、希望と葛藤の入り混じった、極めてリアルな挑戦の姿だった。

精鋭約240名を育成して気づいた「孤独」

堺市では、各部署からデジタルに意欲的な職員を選出し、「DX PRO」として育成する施策を推進してきた。その数、3年間で実に約240名。彼らは各...


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