自治体DXの記事・事例

現場を動かす「全方位アプローチ」と「運用重視」の豊中市DXモデル
分野:
行政運営
自治体名: 豊中市役所

現場を動かす「全方位アプローチ」と「運用重視」の豊中市DXモデルのサムネイル画像
会社名
Company Logo
GovTech Bridge事務局

大阪府豊中市は、令和5年度の総務省DX調査に基づく客観的な指標において、全国1位という極めて高い評価を受けました。(※自治体ドックランキング2025)

しかし、その裏側にあるのは、華やかな最新技術の導入だけではありません。「導入したからには、使われるまで責任を持つ」という泥臭い運用重視の姿勢と、組織の依存体質を打破しようとする地道な人材育成です。
同市のデジタル戦略課がいかにして現場の「本気」を引き出し、全庁的な変革を成し遂げてきたのか。その実践的なプロセスを紐解きます。

1. 背景と初期衝動:コロナ禍を起点とした「市長の本気度」と組織改編

豊中市のDXが加速した大きな転機は、令和2年のコロナ禍でした。
窓口混雑の解消が急務となる中、同年8月に市長が「デジタル・ガバメント宣言」を発表。そのわずか2か月後の10月には、従来の情報政策課を廃止し、3名増員した「デジタル戦略課」を新設するという、異例のスピードで組織改革を断行しました。

「それまで、年度途中の機構改革は前例がなく、市長の本気度が職員に伝わったと考えています」

この「トップの姿勢」が明確に示されたことで、単なるシステム管理部門ではなく、宣言に...


ここから先は
ログイン後に閲覧できます(残り:2284文字)

無料 で会員登録・ログイン

閲覧には、 GovTech Bridgeへの会員登録・ログインが必要 です。
行政ご担当者・CIO補佐官の方
民間企業の担当者の方
残り11日
CIOセミナー